専業ママも働くママもどんな環境であっても、
大人ひとりで育児家事をこなすのは辛いものがあります。
子どもはかわいいはずなのに、疲れが溜まってくると余裕がなくなってついついイライラ。そしてそんな自分に更にイライラ・・・。
しかし、こんな悪循環はあなただけではなくどんなママでも一度は経験しています。
今回はそんな過酷なワンオペ育児を抜け出すためのポイントをご紹介します。
1.ワンオペ育児ってどういう状態のこと?
ワンオペとはワンオペレーションの略語です。
ひとりで全ての作業をこなすという意味であるため、主にワンオペ育児とは、『ママかパパのどちらか一人が育児を行っていること』を言います。
きちんとした定義や基準となる数値はありませんが、あなたがワンオペと感じたらもうそれはワンオペ育児。
例えば、家に夫は居るけど育児をしない。近所に知り合いがいなくて頼る人がいない。など感じ方はそれぞれですが、ひとりで育児をすることに負担に感じたらワンオペ育児と言えるでしょう。
理想の育児はママやパパなどの家族、また地域の人など多くの人が協力して子どもを育てていくことなのです。
2.なぜワンオペ育児を辛いと感じるのか
辛すぎるワンオペ育児ですが、具体的にどのような状況や心理が、ママ達を辛く感じさせてしまうのでしょうか?
2-1.とにかく忙しい
一人で育児をすると、ゆっくり座って何かをする時間がありません。
赤ちゃんのうちはトイレまでついてくるし、何かしようと思ったら邪魔をされる。
遊び相手でクタクタになったけれど、食事の用意もあり、食べ終わったら山積みのお皿洗いが待っているなんてことも。お風呂上りの化粧水やスキンケアなんて、二の次三の次ですね。
更に仕事をしていれば、家事育児とのタイムスケジュールにも気を配ります。
つまり、一人で全ての作業をこなしていれば、休まる間もなく過酷で忙しい日が続いてしまうのです。
2-2.やって当たり前という雰囲気
育児を24時間365日頑張っていても、褒められる機会は少ないですよね。
それは、”やって当たり前” ”みんなやっていること”世間にはそんな風潮がまだ残ってます。
辛いと言えば、甘えていると思われることもしばしば。
ママ自身が感じる“大変”や“疲れた”という感情を表に出しにくくなり、押し殺してしまうのです。
自分の苦労を周りに分かってもらえず、感情を素直に出せないのは辛いことですよね。
2-3.育児をしない夫やパートナーへの嫉妬
育児をしない夫やパートナーに対して、『親になったのに仕事だけをしていればいいのね。』そんな感情を抱いてしまったら、通勤時間さえ羨ましく思えてしまいます。
飲み会に参加した後、夜は自宅でテレビつけっぱなしで寝落ちしている・・・。
本来は仕事をしている夫に対して感謝をしたいのに、嫉妬や恨み、羨ましい気持ちがどんどん溢れてきます。
ネガティブな感情を持ったままの育児は、ママにも子どもにも良いものではありません。
2-4.解決の糸口が分からない
このワンオペ育児という辛い状況に対して、解決方法が分からないために、“改善できない”と思ってしまうママが多いようです。
早々に解決を諦めてしまっては、長く暗いトンネルにいるような、暗い気持ちになってしまいます。
3.ワンオペ育児の辛い状態が続くとどうなる?
家事に育児に仕事にと、全てをひとりでこなしているママは、自分の時間がなく、リラックスやリフレッシュができずにどんどん疲れが溜まってしまいます。
これが何日も何カ月も続いていくと、憂鬱な気分から抜け出せなかったり、我が子をかわいいと思えなくなったり、理由もなく涙があふれたり、寂しいと感じたりと、心身ともに悪い影響を与えてしまいます。
また、夫やパートナーにも優しく接することができなくなれば、喧嘩が絶えなく家庭崩壊や離婚の話がでることも。
4.ワンオペ育児を抜け出すための対処方法
辛いワンオペ育児ですが、抜け出す方法はたくさんあります。ママの精神崩壊が起きる前に早めに対処して状況を改善し、解決策を見つけてください。
例えばこんな有効な方法があります!
4-1.家族会議をひらく
夫婦すれ違いの時間が多いと、自然と話し合うことは不可能。だからこそ計画的に話し合う時間を作ります。
今の辛い状況や思っていることをきちんと伝えて、こちら側が“困っている”ということを知ってもらいましょう。それと同時に、夫の気持ちやパートナーの気持ちにも耳を傾け、相手の考えや意見を聞いてみましょう。
この家族会議を重ねると夫婦の絆は深まり、ワンオペ育児の問題解決に向けて力を合わせることができます。
4-2.家事育児を時短する
家事育児に関して省略できることはどんどん手を抜いていきましょう。
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4-3.サポート制度の利用
育児と家事、それぞれに代行サービスがあるのはご存知でしょうか?
家事代行の会社は年々増えており、メニュー内容も充実していて利用しやすくなっています。
サービスは会社によってさまざまですが、例えば、“今回は水回りの掃除だけ”と部分的に依頼できたり、“2週間に1度だけ”と頻度を選べることも。
個人の状況に合わせて利用できるので、ワンオペ育児中の方にはとてもおすすめです。
育児を代行してもらう手段としては、
地域の支援センターや育児サポートの活用・保育園の一時預かり・ベビーシッターへの依頼等が挙げられます。
こちらも家事代行と同様、30分単位で預けられたり、自宅に来てもらったりと、多様なサービスが普及しています。
費用面が気になる方は、地域の支援センターなどのサービスを活用するのもよいですね。
育児代行を利用するのに理由は要りません。疲れた、寝たい、息抜きしたい、とりあえず休みたい。気分転換したい。そんな方にもおすすめです。
また、ママの風邪や体調不良の時に備えて、事前にどのような会社でどのようなサービスがあるかを調べておくと、いざという時にすぐ利用できていいでしょう。
育児代行を利用することにためらう方もいるかもしれませんが、上手に活用すれば忙しいママもパパも気持ちに余裕が持てます。
家族の笑顔のために思い切って検討してみてはいかがでしょうか?
4-4.思考の転換
ワンオペ育児では、「~~~しなきゃいけない」「~~~であるべき」という考えを捨て、
”頑張らないこと”がポイントです。
ママはどんどん手抜きをし楽をして、家事育児の負担を軽くしていきましょう。
例えば料理で言うと、出来合いのお惣菜を買ったりお出かけをして外食を楽しんだり。
また公園遊びの時では、子どもの監督役ではなくママも遊び方を変えて一緒に遊ぶと、意外とストレス発散になります。ブランコ、滑り台、鬼ごっごやかくれんぼ・・・親子で一緒に遊べることはたくさんあります。
お家の中だとユーチューブを一緒に見て楽しむことも、ひとつの手段ですね。
このように、やらなければならないことも手を抜きながら楽しむ工夫をすれば、気持ちに余裕が持て毎日が豊かになっていくはずです。
5.頑張った自分へプチご褒美を
普段頑張っている自分にご褒美やプレゼントをあげたことがありますか?
ついつい後回しになってしまいがちなママ自身のことですが、ぜひ自分にご褒美を用意してあげてください。
心身ともにリラックス・リフレッシュをすれば日々の疲れを忘れられ、自宅で簡単に気分転換ができます。
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6.まとめ
ワンオペ育児中はなかなかゆっくりと自分のことをする時間が持てませんね。
疲れた時や辛いと感じた時は、ひとりで抱え込まず、爆発する前に周りに助けを求め、自分を甘やかしてママが自分らしく過ごせるようにしましょう。
ワンオペ育児をしている辛いこの状況は永遠には続きません。何歳までかは子どもによりますが大きくなるにつれてだんだんと手がかからなくなります。“いつか終わる”と信じて乗り切ってください。打倒ワンオペ育児!